タイヤの発送プランと梱包方法
フリマやオークションでタイヤを販売する場合に考慮する点と梱包方法のメモです。
準備
タイヤ重量の計測
発送の際に最も重要になる情報です。これにより送料がガラリと変わるのでしっかり測っておきましょう。
なお、重量を測ることで出品物説明に使える情報も手に入ります。
まずは体重計を準備します。100kgぐらい測れるものであれば安いもので十分です。
体重計にタイヤを1本縦に乗せて重量を計測します。後ほど梱包材分の重さも加わるので1本当たり0.5kgくらい追加しておきましょう。
タイヤサイズの計測
タイヤの3辺合計値を計測します。
100均のものでもなんでも良いのでメジャーを用意して下さい。
まずはタイヤ(ホイール部分ではなく)の外側にメジャーの始点を当てて指で押さえます。
次にメジャー側を引っ張り、おおよそ対角まで引っ張ります。
最後にメジャー側を上下に少し振り、一番長い値が直径となります。
これで直径がわかりました。あとはタイヤ接地面の幅を普通に測ります。 これにより3辺合計が算出されます。
タイヤ直径(cm) × 2 + タイヤ接地面幅(cm) + 10(梱包余長分) = 3辺合計(cm)
ちなみにヤマトにてタイヤ配送サイズ計算ページを公開していますが、 実際に測ったほうが後から追加請求になったり荷受け拒否される危険性が減ります。
発送プランの選定
タイヤ重量と直径が分かったので、これで発送プランを選定できます。
クロネコヤマト 宅急便
- サイズ制限: 三辺合計 160cm以内
- 重量: 1個あたり25kg以内
- 配送費: 個数と配送地域により決定
特に1個あたりに送料がかかるというのがネックです。大抵4本セットでの販売でしょうから、1本当たり2000円かかる配送距離であれば8000円かかることになります。 1本バラ売りなどの特殊な状態でなければ高くつくため利用しないでしょう。
クロネコヤマト ヤマト便
- サイズ制限: 三辺合計 200cm以内(1辺最大170cm迄、その他細かい制約あり)
- 重量: 1個口あたり30kg以内
- 配送費: 総重量と配送地域により決定
宅急便と異なり、ヤマト便は総重量で値段が決まります。つまり80kgで5000円かかる配送距離であれば、4個口にバラしても変わらず5000円となるという意味です。
タイヤの梱包
無事に売れたら、さっそく梱包に入ります!
道具の準備
- PPバンド...硬めのプラスチックテープです。ホムセンで売ってます。
- PPバンド固定具...PPバンドを止めるための部品です。こちらもホムセンでPPバンドと一緒に売られています。
- プチプチ...エアパックやキャプロンといった名前で売られていますが、たぶんプチプチが一番通じます。タイヤの直径で正方形にカットしたものを用意します。とにかく色々使うので超長いロールで買っておいていいと思います。
- 段ボール...プチプチのみでは保護の役目を果たせないので補強目的で当てます。プチプチシートと同じサイズにカットしておきましょう。四隅も適当に曲げておきます。
- ハサミ
まずはPPバンドを地面に引きます。両端固定に手近にあったパーツクリーナー缶を使いましたが、養生テープなどのそこそこ重いものであれば何でもいいと思います。
バンドに対してひし形になるように段ボール、プチプチを置きます。ホイールの内側になるので省略してもいいですが、多少面倒でもやったほうが丁寧感が出ます。
タイヤを置き、その上にプチプチ、段ボールの順で乗せます。こちらはホイールの表面なので必ず保護しましょう。保護しないと間違いなく傷付きますし、たぶん運送屋も引き受けてくれません。
PPバンドを引っ張り、ちょうどよさそうなところでカットします。
PPバンド固定具を取り付けました。詳細な付け方は省略しますが、たぶん固定具袋に説明書入ってるでしょうしそちらを見て下さい。
いきなり硬く締めず、ズレなどないか確認しながら徐々に締めます。
バンド1本の取付が完了したら、次は90度回転させ十字にもう一本絞めつけます。やり方は最初と同じで、PPバンドを引いた上に置くとこから始めます。
完成!
タイヤホイールの梱包がめんどくさそうで、なかなか手を出せてない人が多いのではないでしょうか。大変ですが意外と難しくはないのでぜひチャレンジしてみて下さい。
ちなみに2本積みで固定する方法もありますが、重量が30kgをちょっとでも超えるとクロネコヤマトでは引き受けてくれませんので、よっぽど軽いものでなければ1本ずつにしたほうがいいです。